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佐々木朗希を名手が絶賛…ダルビッシュ「あの年齢ですごい」、過去のWBC侍が「今は対戦したくない」と語った“怪物性”とは 

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posted2023/03/21 06:00

佐々木朗希を名手が絶賛…ダルビッシュ「あの年齢ですごい」、過去のWBC侍が「今は対戦したくない」と語った“怪物性”とは<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

令和の怪物・佐々木朗希。WBCメキシコ戦、アメリカの地でベールを脱ぐ

 鳥谷にとって現役ラストイヤーとなった2021年、調整中に球団施設などで、会話する機会も増えていったのだという。

「トレーニングの話や、栄養面の話を聞かれて話したこともありました。大雑把な質問ではなくて、こういうトレーニングはどう思いますか? とか、このサプリメントを取ろうと思うんですが、などとピンポイントで聞かれたので、普段から意識して色々と考えているんだなと感じました。2年目の春先は二軍で登板もしていましたが、試行錯誤するなかで、持ち前のしなやかさに加えて力強さも出てきて、その進化を感じ取っていました」

 当時の佐々木朗希はまだ一軍での“覚醒前”ながら、高い向上心を持っていることを実感した鳥谷。冒頭の言葉は、“バッター鳥谷として対戦するならどうする?”と問われた際の答えだ。攻略するのは相当難しいのを自覚しながらも「ただ、意外とこういう記録の対戦者になるのも悪くないんです。阪神時代、山本昌さん(中日)に史上最年長でノーヒットノーランされたんですが、たとえ打てなくてもその瞬間に自分もグラウンドに立っていることは幸せだと思う。後になって子どもに“このピッチャーに抑えられた”と話せますしね」と語っている。鳥谷にとって佐々木は、いち野球選手として対戦できたらと想像したくなるほど、魅力にあふれているのだろう。

ダルビッシュも注目するピッチング能力

<証言3>
あの年齢でできるのが凄いなと思います。
(ダルビッシュ有/NumberWeb 2023年2月20日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/856533

◇解説◇
 今回のWBCで、投手陣に大きな学びとなっているのは、ダルビッシュの存在だ。2月に宮崎で行われた強化合宿から参加し、惜しげもなくその経験値を伝え、さらには年下の投手からも自らのピッチングへのヒントを学ぼうとしていた。合宿序盤からダルビッシュが佐々木朗希の投球フォームを撮影し、宮城大弥とともに動画チェックしているシーンは、結束度の高い今大会の侍ジャパンを象徴するシーンの1つになったと言える。

 そんな中で佐々木朗希は強化合宿中のブルペンで、ダルビッシュや戸郷翔征、湯浅京己、伊藤大海、宮城らの視線が集まる中で投球練習をした。

【次ページ】 佐々木朗希はどんな「未知の世界」を見せてくれるのか

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