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「オオタニの大ファンです」メジャーMVPも絶賛! 超一流から“大谷翔平LOVE”証言の数々「僕がおじいちゃんになって死ぬ間際には…」
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byNanae Suzuki
posted2023/03/19 17:03
大谷翔平は侍ジャパン、エンゼルス両方でとんでもない存在感を見せる
打っては46本塁打でホームラン王まであと一歩、ピッチャーとしてもエンゼルスの勝ち頭となる9勝を挙げて、このシーズン文句なしのア・リーグMVPに輝いた。そんな大谷について絶賛したのは、長年にわたってメジャーの一線級で活躍し続ける名内野手、フリーマンである。ブレーブス所属時代、フリーマンは2011年から11年連続2桁本塁打を放ち、2018年とドジャースに移籍した2022年と2度の最多安打、そして20年にはナ・リーグMVPに輝くなど輝かしい経歴を持っている。そして今回のWBCでも両親がカナダ人ということで、カナダ代表の主軸としてプレーした。
「野球はバッティングだけで十分大変なんだ。毎日毎日、試合がはじまる5時間前からトレーニングをして準備しないといけないからね。それにピッチング専用の練習や準備を加えるなんて、想像もつかないスケジュールだよ」
新型コロナウイルス禍による短縮シーズン(60試合制)だった2020年を除き、フリーマンは11シーズンにわたって100試合以上出場(そのうち150試合以上は7シーズン)してきた。試合に出場し続ける価値について人一倍知っているだけに、大谷の二刀流についてもこう称賛する。
「1日でも疲れるはずなのに、半年以上、毎日そのスケジュールをこなすなんて、本当に信じられない。並外れた身体能力だけじゃなくて、精神力も不可欠だろう。大谷がどんなルーティンをこなしているのか、どのように試合に臨むのか……僕は彼のことをもっと知りたいんだ」
彼がテレビに出たら目が離せないんです
<名言3>
私は現役の選手でありながらオオタニの大ファンです。
(ブライス・ハーパー/Number1040号 2021年11月18日発売)
◇解説◇
メジャーリーグには数多くの超・強打者が並ぶ。その中で現在、最強の左打者としての評価が高いのは、大谷と同じ2021年、自身2度目となるMVP(ナ・リーグ)に選出されたハーパーだ。
ナショナルズ時代の2015年には42本塁打でホームラン王に輝くなど、そのバッティングセンスの高さには、WBC日本代表の吉田正尚も青山学院大学時代からMLB中継を食い入るように見るほど憧れていたとの逸話があるほど。さらに2022年の開幕前、ロックアウトで開幕が遅延した際には自身のインスタグラムに「読売ジャイアンツのユニフォーム姿」に加工した自分の画像を投稿し、“試合をしたい”アピールをするなど、ユーモアあふれた人物でもある。そんなハーパー、自らも超一流にもかかわらずあっけらかんと「大谷ファン」であることを「Number」に明かしてくれた。