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「大谷翔平って愛嬌すご…」ヌートバーとの交流も話題、珍名言で振り返る“遊び心”たっぷりの神対応「全盛期は小6」「僕、脱ぎませんよ(笑)」
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byJIJI PRESS
posted2023/03/15 17:02
毎回のヒーローインタビューで観客を大いに沸かせる大谷翔平
自分のことは謙遜「弱点? そんなのいっぱい(笑)」
〈ユーモア名言2〉
弱点? 何ですかね……そんなの、いっぱいあります(笑)
Number1035号/2021年9月9日発売
前述のように、堂々と誇らしげにチームメイトについて語る大谷だが、自分のこととなると……とたんにチャーミングな一面が顔を出してくる。
最終的に満票MVPを獲得することになる2021年のシーズン中盤に行われたインタビューでは、前代未聞の成績を見せているにもかかわらず、謙遜してこうおどけてみせた。
「ひとりじゃ何もできませんよ。(中略)まぁ、最低限、生きていくことくらいはできると思いますけど(笑)」
対戦する敵チームからしたら、「弱点なんてないじゃないか……」と怒りたくなるかもしれないが、自己分析ではそんなことはない様子。カッコつけずに、見せるのはプレーで……というのが、大谷流のようだ。
「全盛期は小6」ってホント!?
〈ユーモア名言3〉
今のところの僕の全盛期は小学校6年生、中学校1年生くらいのときだったので(笑)
Number1040号/2021年11月18日発売
WBC開幕前は直前まで米国で調整を続け、3月頭にチームに合流した大谷。ドタバタのスケジュールにもかかわらず、壮行試合でのいきなりの2打席連続アーチにはじまり、第4戦のオーストラリア戦では特大ホームランを放つなど、調子の波を完璧にコントロールしている。
メジャーリーグで進化を続ける成長力と、今大会でも輝く調整力には脱帽するほかないが、本人によれば、ピッチングの全盛期はまさかの「小学校6年生、中学1年生くらいのとき」とのこと。大谷はいたって真面目に、こう付け加えた。
「あの時期の僕が一番、無双してましたからね」
天才の感覚は天才にしか分からない……と言ってしまえばそれまでだが、現在の自分を驕る代わりに、明るい受け答えで周囲を笑わせてしまうのは、大谷ならではの芸当である。