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ダルビッシュは韓国で…実は大人気! 韓国人ファンへの“神対応”が話題に、日本人が知らない本当の“侍ジャパンの評判”「オオタニは目標達成シートも有名」
text by
崔碩栄Che Sukyoung
photograph byNanae Suzuki
posted2023/03/10 11:05
第2戦の韓国戦に先発予定のダルビッシュ有。因縁の相手・韓国では優しいファン対応でも話題に。本記事では、本当の“サムライ評”をお届けする
2016年、ダルビッシュが自身のインスタグラムに「せっかく注文したグローブが私には合わない」という書き込みと共にグローブの写真を載せた時、韓国人ファンが大胆にも「ダルビッシュ選手の大ファンです。使わなければ私にくれませんか。宝物にします」とコメントを残したところ、なんと実際にサイン入りのグローブとユニフォームがアメリカから届いたのだ。このエピソードは当時韓国内で大きな話題となった。飛び跳ねて喜ぶ男性の姿がニュースにも登場したのはもちろん、多くの韓国の野球ファンに羨ましがられた。実力はメジャー級、ファンサービスはグローバル級……これが韓国の野球ファンがダルビッシュに対して抱いているイメージだ。
朴賛浩は子どもたちに「大谷の人柄」を話す
一方、大谷のイメージは米国、日本でのイメージと変わらない。優しくて可愛い笑顔、しかしグラウンドではとんでもないモンスター。国籍を問わず野球ファンなら前代未聞の記録を作っていく彼のプレーを楽しみにしていない人はいないだろう。プレーだけでなく学生時代からの誠実さ、周りの人への配慮、些細なことにも感謝する態度など彼の人格もよく知られており、彼の「目標達成シート」は韓国でも話題になった。
メジャーで124勝を挙げた韓国野球のレジェンド朴賛浩(パク・チャンホ)も7日、大阪京セラドームを訪問した際、記者団の前で「大谷に注目しており、韓国内での講演でも大谷の人柄について子どもたちに話している」と絶賛したほどだ。
もう一人注目を浴びている選手は佐々木朗希だ。彼の完全試合達成のニュースは韓国でも報じられたが、MLB中継でお馴染みのダルビッシュ、大谷とは違ってNPB中継は見るチャンスがないので佐々木の投球を生中継で見た人はほとんどいない。そのため韓国代表相手に投げる彼の球を直接自分の目で確かめたいというファンは少なくない。