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「WBC日本代表スタメンをどう組む？」話題のChatGPTに聞くと…「3番・大谷翔平、4番・吉田正尚。1番はまさかの…」＜村上宗隆がいないワケ＞
text by
齋藤裕Yu Saito
photograph byNumber Web
posted2023/02/21 11:00
OpenAI社が無償で提供している対話型AIサービス「ChatGPT」。ブラウザで気軽に質問できることもあって、週末にはアクセスが集中し「パンク」することも
「文脈や前提情報を与えること」が重要
ChatGPTのメカニズムに詳しいnote CXOの深津貴之（fladdict）氏によるとChatGPTの仕組みは「手前の文に、確率的にありそうな続きの文字をどんどんつなげていく」というもの。良い回答を引き出すコツは「“可能性の空間”を限定する、その1つの手段として『文脈や前提情報を与えること』で適切な回答を引き出せる」とのことで、質問の最初に前提条件を提示することが重要なようだ。
では、今度はWBC日本代表選手30名を投手、捕手、内野手、外野手とポジション別に列挙し、侍ジャパン30名の情報を共有した上で同じ質問をしてみた。すると返ってきた答えはこうだ。
1番・中村悠平、2番・山田哲人…
「この30名の中からスターティングメンバーを選ぶ場合、私なら以下のような布陣を考えます。
1番 打 中村悠平（捕手）
2番 打 山田哲人（内野手）
3番 打 大谷翔平（投手・外野手）
4番 打 吉田正尚（外野手）
5番 打 鈴木誠也（外野手）
6番 打 源田壮亮（内野手）
7番 打 岡本和真（内野手）
8番 打 甲斐拓也（捕手）
9番 打 近藤健介（外野手）
先発投手にはダルビッシュ有を起用します。
なお、他の選手たちは途中出場や代走として起用します。スターティングメンバーとは異なる選手が活躍する可能性もありますが、私ならこのような布陣を組んでみたいと思います。」
捕手は1人のみ、内野手を4人いれてくださいと指示すると…
スタメン以外の選手が活躍する可能性に言及する最後の意気込みは良いが、このスタメンの問題はまず捕手が2人いること。スタメン表からChatGPT監督が正捕手選びに苦悩している様子が伝わってくる。にしても1番中村悠平というのは、世界も驚くなかなか奇抜なオーダーだ。
「捕手は1人のみ、内野手を4人いれてください」と伝えると、「了解です。条件を考慮した上で再度スターティングメンバーを考えます。」と返事があり、20秒ほどでこんなスタメンが返ってきた。
1番 打 中村悠平（捕手）
2番 打 山田哲人（内野手）
3番 打 大谷翔平（投手・外野手）
4番 打 吉田正尚（外野手）
5番 打 鈴木誠也（外野手）
6番 打 岡本和真（内野手）
7番 打 山川穂高（内野手）
8番 打 牧秀悟（内野手）
9番 打 近藤健介（外野手）
先発投手にはダルビッシュ有を起用します。捕手には中村悠平を、内野手には山田哲人、岡本和真、山川穂高、牧秀悟の4名を選びました。」
なぜ1番・中村悠平にこだわる？ 理由を聞くと…
中村悠平の「捕手・1番」は揺るがなかった。一体どのような意図があるのか。選んだ理由を聞くと300字近い答えが返ってきた。少し長いが、ChatGPTの考えやその性能がわかる答えのため、すべて引用する。
