- #1
- #2
メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
米記者が本音で語るWBC“日本は本当に優勝候補なのか?”「スズキとヨシダが真価を発揮すれば…」「オオタニとダルビッシュは野球殿堂入りレベル」
text by
水次祥子Shoko Mizutsugi
photograph byGetty Images
posted2023/02/13 11:03
ニューヨーク・タイムズ紙などに執筆しているベテラン野球記者スコット・ミラー氏が「侍ジャパン」を分析した
昨季NPBで日本選手最多56本塁打を記録したヤクルト・村上宗隆も代表入りしているが、ミラー氏が「ホームラン攻勢の乱打戦になると分が悪いだろう」と予測するとおり、パワー面では他の優勝候補チームに見劣りする。その意味でも、鈴木と吉田にかかる期待は大きくなるだろう。
最大の注目は大谷vsトラウト、ダルvsマチャド
侍ジャパンは3月9日から東京ドームで開催されるWBC1次ラウンドB組で、韓国、オーストラリア、中国、チェコ共和国と戦い、上位2チームに入れば、同じく東京ドームで15日から始まる準々決勝ラウンドに進出。ここで、1次ラウンドA組の台湾、オランダ、キューバ、イタリア、パナマの中から勝ち進んだチームと対戦し、さらに決勝ラウンドに勝ち進めば、アリゾナ、マイアミでの1次ラウンドと準々決勝ラウンドを勝ち抜いたチームと対戦することになる。アリゾナで戦うC組はアメリカ、メキシコ、コロンビア、カナダ、イギリス、マイアミで戦うD組はプエルトリコ、ベネズエラ、ドミニカ共和国、イスラエル、ニカラグアだ。
「東京での1次、準々決勝ラウンドも決して簡単な戦いにはならないでしょう。野球が盛んなキューバはベストメンバーでなくても、選手個々のレベルが高いので手強い相手になる。そこで日本が勝ち進めば、決勝ラウンドでアメリカと対戦する可能性が高い。日本とアメリカの準決勝になれば、世界の野球ファンは間違いなく盛り上がるでしょうね。