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松坂大輔「早すぎる頂上決戦のゆくえ」(連載18)

posted2023/01/25 07:00

 
松坂大輔「早すぎる頂上決戦のゆくえ」(連載18)<Number Web> photograph by KYODO

2回裏、2死二塁からPL学園の松丸文政にセンターオーバーのタイムリーを打たれる

text by

石田雄太

石田雄太Yuta Ishida

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KYODO

横浜高校対PL学園、準々決勝で東西の名門対決が実現した。松坂は連投かつ、早朝からの試合が災いしてか序盤から精彩を欠いた投球に。そこに強力打線が追い打ちをかける。

 2回戦で108球を投げて鹿児島実を完封し、中2日の3回戦では148球で星稜も完封。ベスト8に勝ち上がった“東の横綱”横浜の松坂大輔は準々決勝で連投のマウンドに上がる。相手は“西の横綱”PL学園。第1試合は午前8時半に始まった。

◆◆◆

 PL学園と準々決勝で当たることになったとき、クジを引いてきた(キャプテンの小山)良男はみんなから「早えよ」と言われて、「知らねえよ」って軽く怒っていました。僕もPLとは決勝で当たるのが一番おもしろいと思っていましたし、高校野球ファンもそういうカッコいい決勝を望んでいたんじゃないかな。ただ僕は、みんなとはちょっと違う意味で「早えよ」と怒っていました。それは、朝が早かったこと(笑)。

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