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「ドラフト指名を狙いたい」東京六大学の元三冠王や“200cmエリート左腕”も…“冷やかし皆無”なジャパンウィンターリーグが面白い 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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posted2022/12/16 11:01

「ドラフト指名を狙いたい」東京六大学の元三冠王や“200cmエリート左腕”も…“冷やかし皆無”なジャパンウィンターリーグが面白い<Number Web> photograph by Kou Hiroo

晩秋から1カ月間にわたって行われたジャパンウィンターリーグでは、様々な選手が奮闘していたようだ

 打球はバックスクリーンの電光掲示板を直撃。出場選手の名前の部分を破壊した。右打者が反対方向にこれだけの大飛球を打ったのだ。

 アトムホームスタジアム宜野湾はDeNAの春季キャンプ場だが、筒香嘉智やネフタリ・ソトもこんな打球は打ったことがない。球場関係者はこのように語っていた。

「2020年のプロ野球春季キャンプ時から現在の電光掲示板を設置しているが、これまで打球による損壊は初めて。打球の飛距離に驚いた」

 ラプソードの計測では打球速度は101.6MPH(163.5km/h)。「保険に入ってなかった!」鷲崎代表は頭を抱えたが、本人は「まさかあんなに飛ぶとは思ってなかったです。そして壊れるとは思わなかったので驚いています。次は壊さないように越せるくらいのパワーをつけたいと思います!」といたって意気軒高。序盤から話題に事欠かない。

伸び伸びした環境で野球することで生まれる利点

 チームを離れて、伸び伸びした環境で野球をすることで、思わぬ可能性が見えてくることがある。これがウィンターリーグの面白さかもしれない。参加選手の展望が開けることを期待したい。

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