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リバティアイランドが見せつけた「名牝の予感」…阪神JF勝利後、川田将雅のコメントから感じた“ゆるぎない信頼”「もう負けることはないな、と」 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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posted2022/12/12 17:01

リバティアイランドが見せつけた「名牝の予感」…阪神JF勝利後、川田将雅のコメントから感じた“ゆるぎない信頼”「もう負けることはないな、と」<Number Web> photograph by Photostud

12月11日の阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)を圧勝し、その力を見せつけたリバティアイランドと川田将雅

 2着は、9分の3の抽選を突破して出走した12番人気のシンリョクカ。直線で馬の間から鋭く伸び、低評価を覆した。1勝馬だが、新馬戦では上がり最速の脚で2着を3馬身半突き放しており、今回もフロックではないことは明らかだ。

 3着は、札幌2歳ステークスで2着になって以来の10番人気ドゥアイズ。勝ち切れないが、そのぶん堅実なので、混戦向きなのかもしれない。

人気馬総崩れの原因は?

 2番人気のモリアーナは12着、3番人気のウンブライルは15着、4番人気のラヴェルは11着と、ひと桁オッズだった上位人気馬は、リバティアイランド以外総崩れとなった。

 3頭とも、初めて経験する速い流れに戸惑い、対応し切れないうちに終わってしまったような印象を受けた。

 速い流れが初めてだったのはリバティアイランドにとっても同じで、それだけに、この馬の力の突出ぶりを、さらに強調する結果になったと言えよう。

「来年に向けてもとても内容のあるいい競馬になったと思います」と川田。

 次走は未定とのことだが、桜花賞の主役となることは確実。春の訪れが楽しみになる、スペシャルなヒロインが誕生した。

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