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久保建英が“韓国の親友”と約束「ベスト8で会おう」W杯で日韓戦の実現なるか…“フォロワー爆増中”あのFWの意外なキャリアも
text by
キム・ミョンウKim Myung Wook
photograph byGetty Images
posted2022/12/05 17:15
劇的な逆転劇で決勝トーナメント進出を決めた韓国。決勝ゴールを演出したソン・フンミンとファン・ヒチャンの歓喜のハグ
22年9月に兵役を終えて、全北現代へ復帰。同シーズンは最終的に金泉尚武で23試合、全北現代で8試合に出場して17ゴールを記録。Kリーグ得点王とベストイレブンを獲得して、最高のコンディションでカタールW杯を迎えたというわけだ。
それにしてもチョ・ギュソン自身もここまで注目されるとは思っていなかったはずだ。韓国メディアはこぞって“欧州移籍”の可能性について連日報じている。
スポーツ・芸能専門サイト『マイデイリー』は〈“W杯スター”チョ・ギュソン、争奪戦…セルティックvsフェネルバフチェvsバレンシアvsドルトムント〉と見出しを打ち、各国メディアがチョ・ギュソンへ関心を示しているクラブについての情報を得るのに必死だと記している。どれもまだ決まったことは一つもないが、今後も同様の話は話題になるのは確実だ。
「少し憎らしかった」日本への発言で物議
一方で、24歳と若気の至りからか、後先考えずに軽く発言したコメントが自分に飛び火する事態も招いている。総合ニュースサイト『イーデイリー』によると、騒がれている韓国メディアとのやり取りはこうだ。
〈チョ・ギュソンはポルトガル戦後、韓国の取材陣から『日本が(グループステージの)突破を決めました。彼らは良くやったと思いますが、憎らしくも感じました。(今日のポルトガル戦に)影響を与えましたか?』と聞かれた。するとチョ・ギュソンは『日本が突破を決めたから僕たちも、という考えよりも、日本が突破して少し憎らしかった。僕たちも上がらなきゃいけないと思いました』と答えた〉
この日本への発言が、韓国のネット上で賛否が起こった。〈ネットユーザーのコメント欄には『W杯に出場している代表選手として、言動に気を付けなければ』、『取材陣の質問に合わせて答えただけ』など賛否がある〉と続けて伝えている。
質問をした記者の答えに乗っかり、安易に答えてしまったのだろう。自身の発言がどのように影響するのかが想像できなかったのだろうが、いずれにしても無名のストライカーは一夜にして、世界の目に留まる選手へとなってしまった。W杯とは本当に恐ろしい場所である。