韓国を取り巻くネタはこれだけでは終わらない。ベスト8で日韓戦の可能性が報じられているからだ。決勝トーナメント1回戦で日本はクロアチア、韓国はブラジルと対戦する（共に6日、日本時間）。実現への条件はそれぞれが共に勝利すること。

　韓国のMFイ・ガンイン（マジョルカ）は、ポルトガル戦のあと記者たちにチームメイトだった日本のMF久保建英（レアル・ソシエダ）とのエピソードについてこんな話をしていた。

「久保は本当に仲のいい親友。僕のことをたくさん助けてくれた友達で、彼がいつもうまくいくように願っています。久保に（グループステージ突破を）おめでとうと伝えたのですが、久保が『ベスト8で会おう』と言ってくれました」

マジョルカ時代は共にプレーした久保建英（右）とイ・ガンイン　©︎Getty Images

　ここまで来たからには、イ・ガンインと久保が約束を交わしたようにW杯で史上初となる日韓戦を見てみたい。アジアでは常にライバル関係にある日本と韓国だが、今大会は両国ともに目の覚める試合を見せてくれているからこそ、クロアチアとブラジルを相手にでも、そんな期待をせずにはいられない。

　そこで思い出すのは2002年の日韓W杯。当時、日本と韓国を両国のサポーターたちが応援する清々しい姿があった。6日24時から日本戦、28時から韓国戦ならば、そのまま立て続けに見るという人もきっと多いはず。

　日本のドイツとスペイン撃破は、韓国でも連日大ニュースになっていた。韓国の選手たちも、日本の姿を見て負けられないと発奮したのも事実。だからこそ、優勝候補のブラジルを相手に韓国もきっと“番狂わせ”を起こせると信じたい。

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