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「ブラボー!」GI初制覇、石川裕紀人はお立ち台で叫んだ…“転向組”の上がり馬・ジュンライトボルトはいかにチャンピオンズCを勝ったのか? 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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posted2022/12/05 17:00

「ブラボー!」GI初制覇、石川裕紀人はお立ち台で叫んだ…“転向組”の上がり馬・ジュンライトボルトはいかにチャンピオンズCを勝ったのか?<Number Web> photograph by Photostud

チャンピオンズカップを制し、人馬ともにGI初制覇となったジュンライトボルトと石川裕紀人

“デビュー22戦目”でのダート転向

 ヴェラアズールがダートから芝への転向組だったのと真逆で、この馬は、今年の7月、デビュー22戦目に芝からダートへ転向した。石川がこの馬に乗るようになったのは、ダート初戦のジュライステークスから。そこは落鉄もあって2着だったが、つづくBSN賞でダート初勝利を挙げると、前走のシリウスステークスで重賞初勝利を遂げた。そして、ダートGI初出走(芝GIは、2019年の朝日杯フューチュリティステークスで6着になっている)の今回、一気に頂点へ駆け上った。

 友道調教師は芝のJRA・GIで16勝をマークしているが、ダートのJRA・GIに管理馬を出走させたのは、2016年のフェブラリーステークス(パッションダンス、16着)以来、僅か2頭目だった。

 この馬が、芝でも21戦4勝2着4回3着2回とまずまずの成績をおさめるなど、能力の大きな幅とでも言うべきものを見せていたのは、父のキングカメハメハに加え、3代母が歴史的名牝エアグルーヴという「血の力」によるところも大きいのかもしれない。

 デビュー9年目の石川は19回目の挑戦でGI初制覇。同期では、2020年にモズスーパーフレアで高松宮記念を勝った松若風馬に次ぐGI制覇となった。

 首差の2着は、強い3歳勢の1頭、クラウンプライド。さらに1馬身1/4遅れた3着も3歳のハピだった。

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