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今年のジャパンカップは“外国馬”がコワい? 出来は「昨年までの3割増か、それ以上」、シャフリヤール・ダノンベルーガら日本馬は勝てるのか

posted2022/11/26 17:01

 
今年のジャパンカップは“外国馬”がコワい? 出来は「昨年までの3割増か、それ以上」、シャフリヤール・ダノンベルーガら日本馬は勝てるのか<Number Web> photograph by Photostud

前走、天皇賞・秋では5着に敗れたシャフリヤール。ジャパンカップで頂点を掴めるか?

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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 外国馬が4頭以上参戦するのは5年ぶり、馬券に絡めば2006年ウィジャボード以来16年ぶり、勝てば2005年アルカセット以来17年ぶりとなる。

 第42回ジャパンカップ(11月27日、東京芝2400m、3歳以上GI)には、久しぶりに華やかさと脅威を同時に感じさせる海外勢が揃った。

 当初は、今年の凱旋門賞を完勝した牝馬アルピニスタ陣営も参戦を表明していた。結局、故障のため引退してしまったが、ここに出走してくる4頭は、それぞれ可能性を感じさせる実力馬ばかりだ。

筆頭はオネスト、侮れないのはテュネス

 その筆頭は、7月のGIパリ大賞を制したオネスト(牡3歳、父フランケル、仏・F.シャペ厩舎)か。6月のフランスダービー(5着)、前述したパリ大賞、9月のアイリッシュチャンピオンステークス(2着)、先月の凱旋門賞(10着)と、近走はGIばかりを使われている。凱旋門賞で凡走したのは、道悪で力を出せなかったからと、理由が明らか。

 これまで8戦すべてで騎乗してきたステファン・パスキエから、ウオッカとアーモンドアイでジャパンカップを3勝しているクリストフ・ルメールに鞍上をスイッチしてきた。ルメールは、この馬と同じ「怪物」フランケル産駒のソウルスターリングとモズアスコットでGIを勝っている。「勝利の方程式」は整った。

 3歳牡馬の斤量は55kg。古馬の牡馬より2kg軽い。凱旋門賞の3kg差ほどではないが、それでも大きなアドバンテージである。

 同じフランスの3歳馬シムカミル(牡、父タマユズ、仏・S.ワッテル厩舎)にもチャンスがある。パリ大賞でオネストから首差の2着となり、つづくGIIニエル賞で日本のドウデュースを4着に下して優勝。ここに狙いを定めてきた。

【次ページ】 外国馬の出来は「間違いなく昨年までの3割増か、それ以上」

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