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[第1戦 KEYMAN]塩見泰隆「こだわりの『1』を今度こそ」
posted2022/11/05 07:11
text by

鷲田康Yasushi Washida
photograph by
Nanae Suzuki
絶対エースの出鼻を挫く。
「相手が山本投手だということで、真っ直ぐを投げてくれると信じて1、2、3でいきました」
マウンドの山本由伸のシリーズ初球は塩見泰隆の狙い通り、その真っ直ぐだった。真ん中に入ってきた155km。ためらいなく振り抜くと、鋭いライナーが左前に弾んだ。
2年連続の投手4冠に輝く右腕は、7月16日を最後に負け知らずだ。その不敗エースをどう攻略するかは、ヤクルトの連続日本一への絶対命題であることは間違いない。ただ、それがどれだけ困難なことかを一番知っているのもヤクルトナインであり、シリーズ前から周囲には「今年はオリックス」という声が溢れてもいた。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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