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大谷翔平をめぐる“プチ奇跡”? 女子留学生グループに応援ボードを託したら「初観戦でオオタニさんの投げたボールが…」
posted2022/10/16 11:05
text by
AkiAki
photograph by
Michael Owens/Getty Images
アナハイムへ行くのは4年ぶりとなったが、前回は家族旅行。今回はひとりでの渡米だったので、観戦以外は自由な時間を過ごせた。アナハイムへの滞在は4日間だったが、選手の球場での入り待ちと出待ちをそれぞれ1日ずつ経験したので――今後、アナハイムの地に行くファンの方々のために――記しておきたい。
選手の入り待ちとは、選手が球場へ入る瞬間を待ち、声をかけること。サインを求める人やその瞬間をただ見たいだけの方、選手に応援の声を掛けたいという方など目的はそれぞれになる。
筆者も2016年、当時マーリンズ所属だったイチローさんの3000安打を追い掛けて渡米した際に入り待ちを経験している。当時のマイアミでは、選手駐車場から球場までの導線が徒歩だったことからイチローさんに至近距離で会えるプライスレスな経験を毎日することができた。
今回はどのぐらいの人が集まっているのかを伝えるため――さらに、あわよくば大谷翔平にひと声掛けようとの目的である。ただしエンゼルスの場合、選手が車で球場内まで行けてしまう導線なので難しいのでは、というのが事前の目算だった。
大谷の“入り待ち”で3時間近く待っていた人も
入り待ちをしてみた日はデーゲーム。プレーボールは13時、チームとしての事前練習はなしなのは把握していた。3時間~3時間半ほど前に選手入口の方へ向かうと既に20人ほど(現地ファンと日本からのファン半々ぐらいか)が待っていた。早い人は8時半過ぎから待っているとのことだった。
10時過ぎぐらいから選手が徐々に入り出す。この日はホーム最終戦もあってか、車を止めてサインをしたり、ファンと一緒に写真を撮る選手もいた。
その一方で、大谷翔平が来る気配はなかった。昨晩もナイターだったこともあって、“ぎりぎりまで寝て体力の回復に努めている”という報道は本当なのだろう。開場時間が11時半だったこともあり、途中で諦めて入場口に移動する姿もちらほら見られた。諦めムードが漂う11時15分頃、この日の最後に球場入りしたのが大谷だった。大谷は入り待ちをしていたファンの声援に左手を上げて応え、そして球場に入って行った。
結果として約2時間も滞在することになったが――他のファンの方々などと対話したり、他の選手もどんどん入ってくる様子を見ているだけで、あっという間に時間が過ぎたていた。