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メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
大谷翔平を現地観戦しに、コロナ禍後初めて渡米したら…「円安で水が1000円!?」「アナハイムの熱気は“オオタニMVP”ムード」
text by
AkiAki
photograph byNanae Suzuki
posted2022/10/16 11:04
日本列島を元気づける大谷翔平。現地アナハイムで観戦してみるとどんな感じだった?
以前の記事でも触れたが、空気収集家として、大谷の8回二死までノーノーペース、さらに15勝目を飾ったアナハイムの熱気を懲りずに収集した。帰国したときの家族の失笑が目に浮かんだが、この空気を収集したのは自分以外にはいないだろうと、今回も意義と情熱を持って空気を詰め込んだ。
筆者が愛好しているスポーツメモラビリアについても、少し触れたい。
写真は7回表に大谷翔平が投げたボールである。試合翌日、MLB認証ホログラム付きで入手した。ちなみに、この9月からボールに貼られるホログラムの形状が変更になりっている。通常の番号に加えて、ホログラム左に角度によって3つに変化するアルファベットを入力することによって使用場面が特定される二段階認証の方式となったようだ。
この変更で、より偽造が難しい方式になった――というのは、メモラビリア好きとして感じる部分だ。
今まで野球はあまり見なかったが、大谷さんを見て以来…
試合後には大谷のヒーローインタビューなど最高のボルテージ。球場外でも現地ファンや日本人ファンで長時間盛り上がっていた。その場にいた現地スタッフに聞くと、9月上旬から急に増えたとのことで、帰国時のPCR検査が撤廃されたのが大きいのかなという見立て。ちなみに球場でマスクをしている人はほぼ見掛けなかった。
この日の観戦で印象に残っているのは、隣の席に座っていた現地在住の夫婦だった。興味を持って試合途中に話を聞くと……。
〈今まで野球はあまり見なかったが、今年初めてアナハイムで大谷翔平のプレーを見て以来、すっかりハマってしまった。そんなファンが周りには多いんだよ〉
こう笑顔で話していた。
ということで日本からの長い9月29日がようやく終了。アナハイム現地の熱気では間違いなく大谷翔平がMVPだ――と感じる1日だった。
翌日以降も球場での「入り待ちと出待ち」、そして「日本から持参した大谷応援ボード」など、大谷観戦をめぐっての出会いや、ちょっとした奇跡などを記せればと思う。
<#2につづく>
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。