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大谷翔平の“チームを超えて”愛されすぎな日常…移籍したマーシュに守護神、みんなショウヘイが好きだった「彼はスーパープロフェッショナル」
posted2022/08/10 17:03
text by
斎藤庸裕Nobuhiro Saito
photograph by
Getty Images
エンゼルスは8月2日(日本時間3日)、トレード期限の直前に3選手を放出した。今季、開幕から外野手で活躍していた期待の2年目、ブランドン・マーシュ外野手(24)、昨年オフにメッツから加入した先発右腕のノア・シンダーガード投手(29)、守護神ライセル・イグレシアス投手(32)ら主力選手を他球団の若手選手とトレード。マーシュ、シンダーガードはフィリーズへ、イグレシアスはブレーブスに移籍した。
主力3選手がチームから去った翌日、大谷は投打の二刀流で出場。5回2/3、7安打3失点(自責2)で7敗目を喫した。試合後、大谷はトレードによるチーム内の変化について語った。
「新しい選手も入りましたし、単純に出て行った選手たちに関しては、心の底から応援しているので、いいチームで結果を出して、ポストシーズン頑張って欲しいなと思います」
大谷はともに戦ってきた元同僚へ、力強いエールを送った。
マーシュは握手とグータッチで別れのあいさつ
3選手ともに、プレー以外でも関わりが深かった。マーシュとは試合中にベンチで仲むつまじく話す姿や、試合前のウォーミングアップで談笑しながら、リラックスした表情を見せる場面も多かった。メジャーデビューした昨年、同じ左打者として試合に入る準備や思考法を大谷から学んできたマーシュ。トレードが決まり、クラブハウス内では握手とグータッチで別れのあいさつを行った。
時に互いに茶化し、和やかな空間を作りながら、常にリスペクトの目を向けていた大谷について「彼はスーパープロフェッショナル。失敗や成功との向き合い方とか、全てに注目していた。見ていて、楽しかった」と、うれしそうに振り返った。