相撲、この技、この力士BACK NUMBER

元横綱稀勢の里・二所ノ関親方が徹底解説
第三回:琴奨菊「稽古で手の内を隠さない」

posted2022/10/16 07:00

 
元横綱稀勢の里・二所ノ関親方が徹底解説第三回:琴奨菊「稽古で手の内を隠さない」<Number Web> photograph by JMPA

琴奨菊は幕内通算92場所、718勝621敗。最高位は大関。'11年九月場所後に大関昇進。'16年一月場所で日本出身力士としては栃東以来10年ぶりの優勝。'20年11月に現役引退し、年寄・秀ノ山を襲名

text by

二所ノ関寛

二所ノ関寛Hiroshi Nishonoseki

PROFILE

photograph by

JMPA

 秋場所も無事に終わり、二所ノ関部屋では23歳の高橋が序二段で優勝。先場所は序ノ口でも優勝しており、この勢いで一気に番付を駆け上がって欲しいものです。

 さて、今回は私も入門時のことを思い出し、2002年、同じ年に角界に入った秀ノ山親方の元大関・琴奨菊関を取り上げてみたいと思います。

 われわれの対戦成績は私の30勝36敗で、66度の対戦は幕内史上最多だそうです。よくもまあ、これだけ対戦したと思いますが、本場所だけでなく、同じ一門で稽古していたこともあり、何番胸を合わせたのか見当もつきません。一時は苦手としていて、顔を見ただけで蕁麻疹が出たほどです(笑)。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 1309文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

関連記事

#琴奨菊
#稀勢の里

相撲の前後の記事

ページトップ