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6球団競合、菊池雄星をクジで引き当てた西武・渡辺久信監督がしていたゲン担ぎ「紫のペンを忍ばせ、紫の下着も…」
text by
中村計Kei Nakamura
photograph byJIJI PRESS
posted2022/10/20 06:00
6球団競合から見事、菊池雄星を引き当てた渡辺久信監督。翌年の大石達也も6球団競合ながら引き当てた。その裏には執念とも思える験担ぎがあった…
森友哉の単独指名時に飲んでいた「森伊蔵」
昨年はJR東日本の田嶋大樹を1位指名したが、重複しクジで外した。これで渡辺のクジ運は、通算3勝4敗となった。
ご利益があったゲン担ぎは、その後も継続されている。'13年に大阪桐蔭の森友哉の単独指名に成功したときは、名前にかけて幻とも言われる焼酎「森伊蔵」を飲んだ。
果たして、今年はどんな酒を用意することになるのか。指名選手が所属するチームカラーのボールペンも用意するつもりだ。
「ドンキ(ドン・キホーテ)で探すよ。はははははは。値段じゃないんだよ」
自信たっぷりに言った。そして最後、こんな言葉を残した。
「本当は、他にもネタがいっぱいあるんだけどね。話せないんだよ」
まるで運をコントロールする秘術を知っているかのような口ぶりだった。
<#2 真中満編へ続く>
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