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「どうやったら速く走れる?」筑波大院卒、フォロワー数50万人超の“陸上インフルエンサー”三津家貴也27歳に聞いたコツ「ポイントはお尻です」
posted2022/10/22 11:02
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph by
Yuki Suenaga
ランニングをやっていない人たちに、どれだけ刺さるか
陸上系の動画は、どうしてもスポーツ色が強くて、楽しさやファッション性、エンターテインメント性に欠けたりするが、三津家さんの動画は、他のランナーと勝負をするコラボ企画からランニングのコーディネートを紹介するVlog形式の企画までバラエティに富み、どの動画でも笑顔を絶やさず楽しさが伝わってくる。その見せ方に、こだわりがあるという。
「ランニングをやっていない人たちに、どれだけ刺さるか、見てもらえるかを考えると、やっぱり目をひき付けるものがないといけないと思うんです。なので見た目、ファッション性とかは、すごく意識していますね。ウエアもランパン、ランシャツでガチガチに走ってますみたいな感じじゃなくて、デイリーユースできそうなウエアを自分で作って着ています」
見た目でいえば、目立つのが銀髪だ。
「赤やピンクだと目立ちはするものの、よりおしゃれに日常に馴染める色は銀髪かなと思って決めました。でも、これ染めるのが大変で2カ月に1回6時間以上かけてやっています。しかもブリーチすると髪の毛が傷むので、トリートメントを含め日常のケアが欠かせないですね(苦笑)。あと、サングラスも色付きにしています。見ている人を楽しませる意味でも目立った方がいいですし、このヘアスタイルにしてから街中でも声を掛けられることが増えました。そこで話をすることで動画を見てくれたり、ファンになってくれると思うので、こんなにお得なことはないです」
三津家さんがマスメディアに露出する理由
今、三津家さんがトライしているのがマスメディアへの露出だ。地元熊本ではNHKで「くまラン」というランニングプロジェクトを6月からスタートした。企画段階から参加し、初心者にも伝わるようにシューズの履き方、シューズ選びなど基本的なことをベースに放送している。BSよしもとでは「走れ!こすっちょ」にも出演して、ランニングコースなどを紹介した。