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〈36歳に〉ダルビッシュ有を支える、クラブハウスでの“家族との会話”「うちはアメリカっぽい」「父親に戻ることが、一番の切り替え」 

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笹田幸嗣

笹田幸嗣Koji Sasada

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photograph byGetty Images

posted2022/08/16 17:00

〈36歳に〉ダルビッシュ有を支える、クラブハウスでの“家族との会話”「うちはアメリカっぽい」「父親に戻ることが、一番の切り替え」<Number Web> photograph by Getty Images

今季もすでに10勝を挙げ、好調をキープしているダルビッシュ有

ダルビッシュ「うちはアメリカっぽい家族の過ごし方」

 そして、出場は前向きかの問いに「もちろん」と答えたが、その一方にある思いも打ち明けた。

「栗山監督にも伝えましたけど、一般的な日本の家庭というよりかは、うちはアメリカっぽい家庭、家族の距離感とか過ごし方。時間の使い方はすごく考えなきゃいけないところ。自分が出たいから出るっていうだけじゃ終わらない」

 2月中旬に始まることが明らかにされた宮崎キャンプからの参加を考えれば、ただでさえ家族と過ごす時間が少ないメジャーリーガーにとって、参加表明は簡単なことではない。たとえ、合宿からの参加は免除されたとしても、問題はそれだけではない。

 球数制限がある大会ではあるが、アドレナリン全開で3月の時期に全力投球することはシーズンに多くの影響を及ぼす可能性がある。ましてダルビッシュは36歳であり、シーズン後にはフリーエージェントも控える。09年の松坂大輔をはじめ、WBCで全力を尽くした投手がシーズンで不調やケガに苦しんだ例は過去にも多い。

投手にとってWBC出場は簡単ではない

 既に米国ではエンゼルスのトラウトをはじめ、フィリーズのハーパー、リアルミュート、カージナルスのゴールドシュミット、アレナド、レッドソックスのストーリーら豪華絢爛なオールスター・プレーヤーが出場を表明している。だが、投手はまだひとりも意思を明らかにしていない。投手にとってWBC出場が簡単な決断ではないことを物語っている。

 それでもダルビッシュは言った。

「栗山監督と一緒にやりたいという気持ちもありますし、ミーハーなところなんですけど、若い有名な(日本の)選手たちと一緒にプレーできる機会はなかなかない。そういう意味ですごく魅力的ではあると思います」

 日本のため、ファンのため、敬意を表してくれた栗山監督のため、そして愛する家族のため。ダルビッシュは熟考を重ね決断する。

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