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大谷翔平の“チームを超えて”愛されすぎな日常…移籍したマーシュに守護神、みんなショウヘイが好きだった「彼はスーパープロフェッショナル」 

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斎藤庸裕

斎藤庸裕Nobuhiro Saito

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photograph byGetty Images

posted2022/08/10 17:03

大谷翔平の“チームを超えて”愛されすぎな日常…移籍したマーシュに守護神、みんなショウヘイが好きだった「彼はスーパープロフェッショナル」<Number Web> photograph by Getty Images

飾らない笑顔でハグする大谷とマーシュ。互いに認め合い、リスペクトし合う仲だった

イグレシアスは大谷との関係を問われると表情を緩めた

 守護神イグレシアスは、“大谷ラブ”を示していた選手の1人だった。今シーズン序盤、「Team Japan(チーム・ジャパン)」とプリントされた特製Tシャツを制作。「ショウヘイのためにね」と二刀流で戦う同僚を盛り上げ、チームの一体感を演出した。トレードで移籍が決まると「まず、球団に感謝したい。タフなことで、できれば長い間、ここにいたかった」と神妙な面持ちで心境を語った。

 だが、大谷との関係について問われると表情を緩めた。「昨年、一緒のチームになって、僕らは繰り返し学びながら、非常にいい時間を過ごした。寂しくなるよ」。エ軍との契約をあと3年残していた中での退団は、名残惜しそうだった。

 先発右腕のシンダーガードは、CAAスポーツ所属で代理人事務所が同じ。5月5日のレッドソックス戦で7回6安打無失点、11奪三振の力投を披露した大谷について、シンダーガードは自身のツイッターで、「WOAHtani!」とつづった。WOAH(驚きを表す言葉)と大谷をかけ、二刀流のパフォーマンスを称賛した。また、トレード期限の前日には大谷とビーチで写真撮影を行う姿もSNS上でアップされた。今季からエンゼルスに加入したばかりだったが、公私ともに交流がある選手だった。

移籍した選手とも、チームを超えて愛される大谷

 選手の入れ替えが激しいメジャーの世界。トレードでの別れは突然のようにやってくる。メジャー1年目も、信頼の厚かった女房役が7月末のトレード期限を前にチームを去った。現在はアストロズで正捕手で活躍するマーティン・マルドナド捕手(35)は、メジャーの環境にまだ不慣れな大谷にちょっかいを出し、クラブハウス内の雰囲気を和ませていた。

 大谷の「ショウヘイ」という発音から「ホルヘ」と呼び、敵同士となった今でも、打者大谷が打席に入った時に何やら会話を交わすことが多い。マルドナドはロイヤルズ時代の19年、右肘のトミー・ジョン手術からのリハビリが続いていた大谷を気にかけながら、将来的な成功を願っていた。チームが変わっても、変わらない友好関係。大谷も当時、マルドナドに関して仲の良さを感じさせるコメントを残していた。

「試合前も楽しく話せましたし、久しぶりに会えて良かったなと思います。(気にかけてくれて)うれしいですね、友達として。正捕手で(試合に)出ていて、もちろん素晴らしい捕手ですし、今日も盗塁を刺してましたけど、相手になるとしたら嫌なキャッチャーなので」

【次ページ】 プホルスと再会して嬉しそうだった大谷

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