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大谷翔平の“チームを超えて”愛されすぎな日常…移籍したマーシュに守護神、みんなショウヘイが好きだった「彼はスーパープロフェッショナル」 

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斎藤庸裕

斎藤庸裕Nobuhiro Saito

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photograph byGetty Images

posted2022/08/10 17:03

大谷翔平の“チームを超えて”愛されすぎな日常…移籍したマーシュに守護神、みんなショウヘイが好きだった「彼はスーパープロフェッショナル」<Number Web> photograph by Getty Images

飾らない笑顔でハグする大谷とマーシュ。互いに認め合い、リスペクトし合う仲だった

プホルスと再会して嬉しそうだった大谷

 エンゼルスで兄貴分のような存在で慕っていたマルドナド、昨年トレードで他球団に移籍した左腕アンドリュー・ヒーニー(現ドジャース)に加え、将来の殿堂入りが確実視されているアルバート・プホルス内野手(42)も昨年5月のシーズン序盤で退団した。トレードではなく、メジャー40人枠から外されたことによる突然の別れだった。

 打撃練習や日々のルーティンワークでリスペクトしていた大ベテラン。今年のオールスター戦では久々の再会を楽しんだ。前夜祭のホームランダービーにも出場する元同僚に対し、大谷は「プホルス選手は、見てみたい、頑張って欲しいなっていう気持ちが強いなと思います」とうれしそうな表情で語った。

元同僚たちとの対戦も、今後の見どころになる

 トレード期限の前後で、チームの顔ぶれは毎年変わる。ただ、今年は昨年以上に思い切った方向転換だった。目標は今季のプレーオフ(PO)進出から、来季を見据えた戦いに切り替わった。いわゆる再建モードへの転換は、PO進出を強く希望する大谷にとって精神面への影響も少なからずある。ミナシアンGMは「タフなことだった。素晴らしい選手をトレードすることは楽しくなんかない。勝敗からすれば、今年は私の思い描いたようなシーズンではなかった」と唇をかんだ。

 シーズン途中にチーム構成が変わっても、戦い続けるには切り替える必要がある。寂しさもある一方で、他球団のチームに友好関係の輪が広がり、対戦の中でも楽しみが増えてくる。今シーズンではかなわないが、同僚だったマーシュ、シンダーガード、イグレシアスと対戦する日も、今後の見所の1つになる。

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