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大谷翔平はオールスターで今年も“先発投手”になれるのか? 普段は見れない中継ぎ・クローザーの可能性も、考えられる“5つの出場プラン”
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph byGetty Images
posted2022/07/12 17:02
2年連続でオールスターに選出された大谷翔平。気になる起用法は…?
投打同時出場後にDHとしてラインナップに残る昨年実現した特別ルールは、ジョー・マドン前エンゼルス監督とア・リーグの指揮を執ったレイズのケビン・キャッシュ監督の話し合いを中心に決まったと言われている。ふたりは「師弟コンビ」であり、話し合いはスムーズに進んだと聞く。今年、ア・リーグの指揮を執るのはアストロズの老将、73歳のダスティ・ベーカー。偶然にも12日(同13日)からアストロズはエンゼルスとの3連戦が控える。エンゼルス首脳と話し合いの場がもたれることは確実だ。
大谷「選んでいただいた皆さまに感謝しながら」
最後に。頭の中から消したい可能性ではあるが、今季の大谷は5月26日のブルージェイズ戦登板で腰に違和感を訴えた。5月1日のホワイトソックス戦に打者出場した際には股関節に張りを覚え途中交代し、6月29日のホワイトソックス戦ではフルスイングした際に腰を気にする様子も見せた。基本的に5)投手としては登板しないは考えにくいが、現状では排除できない。13日の登板と前半戦の打者出場をケガなく順調に終えてほしいと切に願うばかりである。
2年連続での歴史的な投打二刀流選出が決まった大谷は言った。
「光栄なことなので、選んでいただいた皆さまに感謝しながら、頑張りたいと思います」
昨今のエンゼルスの低調ぶりは見るに堪えない。せめて、オールスター期間中だけは大谷の個人技で楽しませてほしい。真夏の夜の夢を楽しみに待ちたい。
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