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大谷翔平の“敵チームからも”愛されすぎな日常…元同僚は「最初に会話した時からナイスガイ」“日ハム時代のユニフォームが宝物”と語る選手も

posted2022/07/12 17:00

 
大谷翔平の“敵チームからも”愛されすぎな日常…元同僚は「最初に会話した時からナイスガイ」“日ハム時代のユニフォームが宝物”と語る選手も<Number Web> photograph by Getty Images

2022年5月、ゲレーロJr.と一塁付近で笑顔で会話する大谷翔平

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斎藤庸裕

斎藤庸裕Nobuhiro Saito

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Getty Images

 米東部メリーランド州のボルティモアで行われたオリオールズ4連戦で、エンゼルスの大谷翔平(28)が打者としてフル出場した。エンゼルスのファンより、圧倒的に多いオリオールズファン。敵地で打席に立つと、ささやかながら拍手が送られた。球場の外を歩いていた野球少年たちも「ショウヘイ・オオタニ!」と口にし、少年同士の話題にも上がっていた。いまや地元だけでなく、米国各地で歓迎されるメジャーのスター選手だ。

 2戦目の試合前、大谷はオリオールパークの左翼フィールドで投手調整を行った。その後、右翼方面へと足を運び、中継ぎ右腕のディロン・テート投手(28)と握手からハグであいさつ。同投手は代理人事務所(CAAスポーツ)が同じで、本拠地で行われた今年4月末のオリオールズ戦後は、バッティング手袋にサインして同投手にプレゼントした間柄だ。しばらく談笑していると、オ軍の他選手たちも輪に加わった。一瞬のことではあったが、他球団の選手からも人気が高い、そんな光景だった。

マーリンズ投手からユニフォームへのサインを求められ…

 新たに広がるフレンドシップ。メジャー5年目、かつての同僚のほとんどが他球団に移籍し、対戦チームにも顔なじみの選手が増えてきた。アストロズのマーティン・マルドナド捕手、ドジャースのアンドリュー・ヒーニー投手、カージナルスのアルバート・プホルス内野手、レンジャーズのコール・カルフーン外野手、ロッキーズのホセ・イグレシアス内野手、カブスのアンドレルトン・シモンズ内野手らは、ともに過酷なシーズンを戦ってきた元同僚たち。対戦機会があればあいさつを交わし、談笑するシーンはもはや日常になりつつある。

 中には旧知の選手達もいる。7月5日のマーリンズ戦の試合前、大谷は投手練習後、相手の中継ぎ右腕アンソニー・バース投手(34)の元へと駆け寄り、10分ほど談笑した。バースは「簡単な会話だよ。最近どう? とか、生活はどんな感じ? とかね。いい雰囲気だったよ」と明かした。バースと言えば、今季の開幕直後に、エンゼルス戦で大谷の日本ハム時代のレプリカユニフォームを持参し、直筆サインをもらったことでも話題になった選手だ。現在はテネシー州ナッシュビルの自宅に保管しているという。

「オフシーズンになったら、フレームに入れて飾りたい。僕らがチャンピオンシップを勝ち取った時のファイターズのユニホームは既に飾ってあるけど、その隣に置こうと思っているよ。僕にとっては、すごく大きな意味のあること。この思い出を越えるものは、もうないと思う」

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