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「ショウヘイならいつ完全試合しても」「才能は規格外。それでいて…」“二刀流・大谷翔平28歳の切れ味”を相棒捕手らはどう絶賛したか
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byNanae Suzuki
posted2022/07/07 17:04
投打、走塁でも輝きを放つ大谷翔平。カート・スズキら相棒の捕手や同僚はどう見ている?
「僕が受けてきたなかでも屈指のレベル」
<名言3>
パーフェクトゲーム、ノーヒッター、シャットアウトゲームがいつ起こってもまったく不思議ではない。それがショウヘイ・オオタニなんだ。
(カート・スズキ/Number1040号 2021年11月18日発売)
◇解説◇
2022年、日本のプロ野球では佐々木朗希の完全試合に始まり、東浜巨、今永昇太、山本由伸がノーヒットノーランを達成。さらには佐々木の「2試合連続」、大野雄大の「9回2/3」完全試合未遂も起きた。日本人投手の急速な進化を象徴するようなシーズンとなっているが……大谷もその流れに乗っている一人と言えるだろう。
「正直に思うことは、僕が受けてきたなかでも屈指のレベルの投手だということだね。マックス・シャーザーやスティーブン・ストラスバーグ、そのレベルの投手とショウヘイは同じ領域にいる。彼の持つ才能は特別だよ」
2019年から大谷の球を受け続けるスズキの証言だ。スズキはエンゼルスがメジャー5球団目という渡り鳥であるゆえ、数々の一流ピッチャーを肌で体感してきた。そんなベテランがお墨付きを与えるような快投を最近の大谷は見せている。
シーズンほぼ折り返しに入った大谷。6日時点で投手として81回を投げて8勝4敗、防御率2.44、打者として打率.259、18本塁打53打点10盗塁という成績を残している。このペースが続けば「30本塁打100打点20盗塁をマークした2ケタ勝利投手」という破天荒な記録も十分に可能だ。
5日に28歳となった大谷。夏場の戦いで二刀流の切れ味はさらに高まってくるのだろうか――。
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