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大谷翔平に味方捕手が受けた衝撃「彼には8つ、9つの球種がある」 本人が明かす好調の理由「まっすぐがいい感覚なら、いい変化球を投げられる」
posted2022/07/04 17:05
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph by
Getty Images
6月は投打ともに好成績を残した。
投手:4勝1敗、防御率1.52、29回2/3、38三振
打者:打率.298、6本塁打、17打点、OPS.973
ともに6月の月間MVPには及ばなかったものの今季最高の月間成績。上り調子の理由を問われた大谷は極めてシンプルに答えた。
「シーズンの中で試合に一番慣れているのかなと思うので。体の動きも悪くないですし、いい集中力を保てているのなと思います」
6月の投手・大谷の無双ぶり
ほぼ毎日試合がある過酷な日程でありながら、肉体的にも精神的にもペースをつかみ出す。それが大谷にとっての6月。特に投手としてマークした6月9日からの4連勝中の内容が素晴らしい。
9日 レッドソックス 7回、4安打、2四球、6奪三振、1失点
16日 マリナーズ 6回、3安打、2四球、6奪三振、無失点
22日 ロイヤルズ 8回、2安打、1四球、13奪三振、無失点
29日 ホワイトソックス 5回2/3、5安打、1四球、11奪三振、無失点
上記4試合での防御率は0.34。26回2/3を投げ36奪三振は、率にして12.15にも及ぶ無双ぶりだ。直球は最速101マイル(約163キロ)を計測し、コンスタントに97、98マイル(約156~158キロ)を叩き出す。それでいて、最近の大谷は“曲がり系”の変化球の精度が素晴らしい。