沸騰! 日本サラブ列島BACK NUMBER
《安田記念》3歳馬セリフォスが“史上2頭目の快挙”なるか?「マッチョになった」シュネルマイスター、“ベスト条件”のあの馬も侮れない
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byKeiji Ishikawa
posted2022/06/04 11:01
のちにダービー馬となるドウデュースと競り合い2着となったセリフォス(昨年の朝日杯FS)
コースも距離もベスト…あの馬も侮れない
筆者が面白いと思っているのはダノンザキッド(牡4歳、父ジャスタウェイ、栗東・安田隆行厩舎)だ。安田調教師もコメントしているように、タイトルホルダーを負かした東京スポーツ杯2歳ステークスの内容から、東京コースは絶対にいい。それに、適性としてはマイルがベストだと思われるのに、ホープフルステークスを勝ったり、弥生賞で掛かりながらも3着になったりと、合わない条件でも強さを見せてきた。
◎セリフォス
○シュネルマイスター
▲ダノンザキッド
シュネルマイスターはおそらくプラス体重で出てくるだろう。それが成長分ならもちろん大歓迎なのだが、若干太め残りの恐れもあると見て対抗とした。
これら3頭の馬連ボックスと、ダノンザキッドの単複を買いたい。
今年ならでは「安田伊左衛門馬券」もアリ?
安田記念は、「日本競馬の父」と言われる日本中央競馬会初代理事長、安田伊左衛門にちなんで命名された。
安田伊左衛門が競馬界においてどれだけ大きな働きをしたか。ひと言でいうと、明治末期から大正にかけて馬券が禁止された苦難の時代に、競馬法を国会で通すために衆議院議員になり、成立に力を尽くした人物だ。日本ダービーの生みの親でもある。
今年は、その安田伊左衛門の生誕150年の節目である。
「サイン馬券」があるとしたら、「150」に関するものか。
何と、セリフォスが「15」番枠を引き当てた。カフェファラオの「1」番とホウオウアマゾンの「5」番の組み合わせも怪しい。エアロロノアは「10」番で前走が「5」着。サリオスは前走「15」着だ。
キリがないので、「安田伊左衛門馬券」としては、「15」番セリフォスの単複を加えるだけにとどめたい。