不定期放送期間を挟みつつも、2000年の深夜枠放送時代から20年以上にわたって人気を集めるスポーツトークバラエティ番組で、第一線で活躍するトップアスリートから元アスリート、時にはそれを支える家族までをゲストに、プロ・アマチュアを問わず「スポーツ」を大テーマに特集を掲げている。ダウンタウンの浜田雅功さんがトップアスリートとの軽快なやり取りから引き出す素顔が面白い。

　これまでも進行役のアナウンサーには、大橋マキさん、内田恭子さんなどフジテレビの看板アナが名を連ねてきたが、永島さんも2018年から同番組で浜田さんとタッグを組んでいる。8年ぶりのレギュラー復活と進行役就任が決まった時に、初めて対面した浜田さんからのこんな一言が忘れられないという。

「浜田さんに初めてお会いした時、『自由にやってくれてええんねんからな』って言われたんです。最初は『自由って、どういうこと？』って思ったんですけど（笑）、しばらくしてきちんと進行しなくてはいけないという緊張感から解放されて、いい意味で楽しもうと気持ちを切り替えることができた自分がいました。

　その後も、『俺のコメントやから、ここは入っちゃあかんとかやなくて、入ってな。頼りにしているから』って言ってくださって。最初から伸び伸びやらせてもらえたのは、浜田さんのこの一言が大きかったですね」

永島アナが間近で実感する“MC・浜田雅功の凄さ”

　番組は浜田さんがアスリート相手にどんどんツッコみ、笑いを巻き起こしていくスタイルだが、その姿を間近で見ている永島さんには、その空気が偶発的なものだけではないことを実感している。

「アスリートのみなさんの中には喋りが達者な方だけではなく、初バラエティで緊張している方も多いんです。浜田さんは、収録が始まる前からスタッフをイジりつつ、アスリートのみなさんに『この間、何々に出とったな』とか声をかけて、場の空気を温めてくれるんです。なので浜田さんが収録スタジオに入ってきた瞬間には、すでに話しやすい雰囲気が出来ているんですよ」

　番組が始まると笑いの花火が打ち上がったり、ジーンときたり、いろんなものが絶妙なバランスで進行していく。

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