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「むしろ伸びしろしかない」日本で初めて外野守備を教わった巨人・ウォーカーの“弱肩ぶり”を見守りたい!《推定年俸3400万円》 

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プチ鹿島

プチ鹿島Petit Kashima

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photograph byNanae Suzuki

posted2022/06/01 06:01

「むしろ伸びしろしかない」日本で初めて外野守備を教わった巨人・ウォーカーの“弱肩ぶり”を見守りたい!《推定年俸3400万円》<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

今季から巨人でプレーするウォーカー。打率は.298(5月30日現在)と好調だが、守備面の不安には東スポが開幕前から目を付けていた

 アメリカはやっぱり広い。コーチがそろわないという独立リーグの厳しさもそうだが、そんな守備でも打力だけで日本の球団の目に留まってスカウトされたウォーカーってある意味すごい。打撃はパワーがあり、走塁は颯爽としてスピード感がある。しかし守備はほぼ素人。このとてつもないギャップはなんだ。

 先日、「始球式を行った日本テレビ・岩田絵里奈アナウンサー」という記事がスポーツ報知にあった。投球フォームの連続写真と「ワンバウンド投球を見せた」という文章をなんとなく目にしていたら既視感を感じた。そう、ウォーカーの投球フォームとそっくりだったのである。

 そうか、巨人のレフトは岩田絵里奈アナウンサーが守っていると思えばよいのか。私なりの「発見」だった。こう考えるとまた見どころが増えた。

守備練習は一見の価値あり!?

  野球ファンならプロの素晴らしい守備練習を見たくて早めに球場へ行く、という経験はあるはずだ。私も学生時代、近くに藤井寺球場があったので(当時の近鉄の本拠地だった)しょっちゅう足を運んでいたのですが、楽しみだったのは西武戦だった。羽生田忠克という選手が西武にいて、とにかく肩の強さが名物だった。守備練習を見ていると羽生田の外野からの返球がズドーン! と一直線にホームに来る。それだけで観客はため息と拍手。それ見たさに早めに球場へ行った。

 いま同じことを巨人のウォーカーに感じる。目的はまったく逆だが、どれだけ肩が弱いのか生で見たくなってしまうのだ。これだけだと意地悪な見方かもしれない。しかし「むしろ伸びしろしかない」という守備の成長も見守りたくなってしまうのである。ああ、これではただのウォーカー萌えではないか。

 阪神のボーア以来、私が注目してしまった巨人のウォーカー。5月のスポーツ新聞の隠れキャラ的な存在でした。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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