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「中学生でドラゲーにハマって…」“スターダムの超新星”天咲光由19歳が明かす「男子をマジ泣きさせた」意外な素顔とは《特別グラビア》
text by
原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2022/04/22 17:00
今年3月にデビューしたばかりの新人レスラー・天咲光由。スターダムの今後を担う逸材として大きな期待を集めている
このエピソードを聞くかぎり、天咲は気持ちが強く負けず嫌いだ。怒らせたら怖いタイプかもしれない。
「たぶん本当は陰湿なタイプなんです(笑)。高校の時の友達には『根に持ち過ぎ』ってよく言われました。いや、今は穏やかですよ!」
自分の性格上の短所を「おおざっぱで横着」だと分析した天咲は、長所として「何があってもあきらめない、くじけない」ことをあげた。
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「高校の時、学校のプログラムでイギリスのルイス(南東部イースト・サセックス州)という街に1カ月ホームステイしたんですが、夜ごはんが毎日マカロニサラダしか出てこなかった。私はそれでも平気でした。英語はそんなに喋れないけれど、マカロニサラダで1カ月、生き抜く力はあったみたいです(笑)」
京都のKBSホールに凱旋「地元すぎて違和感(苦笑)」
誕生日の前々日と前日にあたる4月23日と24日には、神戸と京都で『天咲光由 凱旋シリーズ1』という派手なキャッチフレーズがついた試合が予定されている。これを見ても天咲に対する異例の扱いがわかる。神戸はレディ・C、月山和香との3WAYマッチだが、京都KBSホールでは8人タッグのメインイベントで、天咲は林下、AZM、上谷沙弥と組んで、中野たむ、白川未奈、ウナギ・サヤカ、月山組と対戦する。
「KBSホールなんてあまりにも地元過ぎて、ちょっと違和感がありますね」と天咲は苦笑した。
天咲のTwitterにはすでに約2万人のフォロワーがいる。聞くと、デビュー前からかなりの人数がいたという。
「SNSはちょっと苦手です(笑)。でも『1日1ツイートがんばって!』と言われているので、Twitterも盛り上げられるように頑張りたいと思います」
まだプロレスを始めたばかりの選手に聞くのも野暮かもしれないが、現時点で将来のことをどう考えているかを知りたくて最後に質問してみた。いつまでプロレスラーを続けるつもりなのか、と。
「とりあえずは30歳まで、キリのいい10年がいいかな。私がプロレスファンだった時、楽しいなぁと感じたり、元気をもらったことを覚えているから、そういうレスラーになりたいです。まずはフューチャーのベルトを狙っていきます」
日本庭園でこの記事の写真を撮影している場面を目撃した人たちは、きっと「どこのモデルさんだろう」と思ったことだろう。スマートでしなやかなその体に力強さが加わった時、天咲光由はスターダムのテッペンに立っているのかもしれない。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。