甲子園の風BACK NUMBER
大阪桐蔭、恐るべきは“KKのPLに並ぶ1試合6本塁打”だけではない…「打率.538、5本塁打の3番が送りバント」など“2つの鉄則”
text by
間淳Jun Aida
photograph byHideki Sugiyama
posted2022/03/30 06:01
1試合タイ記録となる6本塁打を放った大阪桐蔭だが、その強さの本質は違う面に見える
西谷監督「勝っていきながら力をつけるのが甲子園」
西谷監督は「私も初めてのことで、リズムをつくるのが難しかったです。試合を勝っていきながら力をつけるのが甲子園なので大変な部分はありましたが、よく乗り越えてくれました」と選手を称えた。
想定外の事態が起きたからこそ、原点が大切になる。
先発投手の立ち上がりを攻め、先制点を奪って主導権を握る。無駄な四球は出さない。鉄則を体現した大阪桐蔭はリズムに乗った。大会タイ記録の1試合6本の本塁打で17得点。派手な勝ち方に目を奪われるが、初回の戦い方に強さの理由が凝縮されている。
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