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「ウチダのような存在が足りない」今もシャルケで愛される内田篤人… “選手と指導者目線”で当時の仲間と監督を語ってくれた
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byTakuya Sugiyama
posted2022/02/05 11:02
シャルケ時代、ヘヴェデスと笑い合う内田篤人
「信念みたいなものは曲げたくない監督だから、要求が高いというより、多少強引なところはあったのかもしれない。ラングニックの求めることに納得して頑張れる選手には良いとは思うけど、そうではない選手だと大変かも」
「戦術的な部分は、監督の仕事としてはごく一部」
――優れた戦術家であるのは疑いようがないですが、実行させようとするときにギャップが生まれがちです。
「オレはまだしも、(現在指揮を執っている)マンUの選手たちは相当高いプライドがあるから、そういう選手たちをまとめるのは大変だろうね」
――監督には一般的に、戦術面を整備する仕事と、チームを一つにまとめるというマネージメント的な仕事があるように思いますが?
「戦術的な部分は、監督の仕事としてはごく一部かなと。選手をマネージメントするとか、そういう役割がすごく大きいと個人的には思う」
――28歳でブンデスリーガの監督になり、現在はバイエルンで指揮をとるナーゲルスマンはコーチングにおいて、戦術面の重要性は半分にも満たないと話していますしね。
「さすが(笑)。でも、本当にそうだと思う」
第3回では理想とする監督像や、シャルケ時代に気がついたドイツの若手選手が急激に成長する要因について考察してもらった。<第3回に続く>
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