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プロ野球PRESSBACK NUMBER
上沼恵美子はお笑い界の星野仙一? M-1審査員のナイツ塙が明かす“直球コメント”の真意「上沼さんは絶対に欠かせない存在」
text by
塙宣之Nobuyuki Hanawa
photograph bySankei Shimbun
posted2021/12/23 17:02
上沼恵美子を“闘将”星野仙一、笑福亭鶴瓶を“世界の盗塁王”福本豊に例えた塙。プロ野球好きなら納得のチョイス?
とんねるずはお笑い界の「KKコンビ」
――とんねるずのお二人はどうなりますか?
貴さん(石橋貴明)は清原和博、憲さん(木梨憲武)は桑田真澄ですね。桑田、清原のKKコンビもとんねるずさんも、同時代に高校卒業後すぐにスターの仲間入りをしましたよね。あの当時の勢いって、桑田も清原も、貴さんも憲さんも、誰にも止められなかったですよ。最初は貴さんのインパクトが強烈でブレイクしましたよね。でも、長年の活動を通じて、憲さんの芸術家的なセンスが評価されていったと思うんです。それって、KKもまったく一緒で、最初は清原の豪快なホームランばかり注目されていたけど、次第に桑田のクレバーさが知られていくに連れて、「桑田すげぇー」ってなっていきましたから。
――地上波のレギュラー番組がすべてなくなって、苦境に陥った貴さんがYouTubeに活路を見い出している点も、清原さんとかぶる気がします。
あれだけ才能があって実績もあるのに、ギャラが高いせいなのか不景気のあおりを食っているのも、高額年俸がネックでオリックスに移籍した清原さんとかぶりますね。でも、お互いにものすごい登録者数で、YouTubeでも成功を収めているのはさすがだと思いますね。
――ダウンタウン、とんねるずが決まりました。となると、マセキ芸能社の先輩であるウッチャンナンチャンはいかがでしょうか?
僕にとって、内村(光良)さんは原辰徳なんですよ。ウンナンさんって、ずっと「東京のリーダー」という感じなんですよね。特に内村さんは現在の『世界の果てまでイッテQ!』とか、かつての『内村プロデュース』とか、若手芸人のリーダーのイメージが強いんです。野球界で「東京のリーダー」と言えば原監督しかいないでしょ。それに「若大将」のイメージも、内村さん、原さん、共通しているんですよね。
――相方である南原清隆さんは誰になりますかね?
南原さんはかなり悩むんですよね。で、さんざん考えたんだけど、「南原清隆=小久保裕紀」説を採りたいと思いますね。南原さんって、お笑いにストイックなんです。いや、お笑いというより、芸事にとっても真面目なんです。ちょうど、僕らが事務所に打ち合わせに行くと、『ヒルナンデス!』終わりの南原さんも事務所にいることが多いんですけど、いつも何かのネタを作っていたり、ギターをやられたり、落語の練習をしているんです。その姿は人に隠れて黙々とバットを振り続ける小久保さんの姿と一緒なんですよ。小久保さんが影で猛練習する姿は見たことないけど(笑)。