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松本人志の予想「M-1。波乱やな」→4年目ももに「3年後優勝顔」 M-1で王道しゃべくり漫才は“逆襲”できるのか、注目は金属バット?
text by
飯尾篤史Atsushi Iio
photograph byM-1グランプリ事務局
posted2021/12/20 17:25
錦鯉の優勝で幕を閉じた2021年のM-1グランプリ。初出場のコンビが5組出場するなど、来年への期待も高まった大会となった
少しずつ規模を拡大してきたM-1だが、今回の第17回大会では6017組と一気に約1000組増えた。6017組も史上最多なら、約1000組の増加数も史上最多だ。
漫才は時代を映す鑑でもあるから、M-1も時代の流れとともに変化してきた。
前回大会ではマヂカルラブリーのネタによって「漫才か否か論争」が起きた。ピン芸人同士の即席コンビである、おいでやすこがが準優勝に輝いた。
今年の決勝でも、初のファイナリストが5組、非よしもと(吉本興業所属以外)のコンビも5組、錦鯉やランジャタイといった地下ライブ出身のコンビも多い。さらにオズワルド、真空ジェシカ、モグライダーら東京芸人の活躍も光った。
多様化の波が押し寄せている。
一方で、来年あたりは王道であるしゃべくり漫才の逆襲を見たいと思う自分がいる。だから、その担い手に期待せずにはいられない。例えば、ももや(敗者復活戦で2位だった)金属バットあたりに。
◇◇◇
《最終順位》
1位:錦鯉(最終決戦5票 /655点)
2位:オズワルド(最終決戦1票 /665点)
3位:インディアンス(最終決戦1票 /655点)
4位:ロングコートダディ(649点)★
5位:もも(645点)★
6位:ゆにばーす(638点)
6位:真空ジェシカ(638点)★
8位:モグライダー(637点)★
9位:ハライチ(636点)※敗者復活
10位:ランジャタイ(628点)★
※★は決勝初出場
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