JリーグPRESSBACK NUMBER
《1、2年目で見切られた若手~39歳が参加》Jトライアウト運営・元プロ選手の願いと“安田理大33歳のPR動画”とは
text by
海江田哲朗Tetsuro Kaieda
photograph byTetsuro Kaieda
posted2021/12/15 06:00
野球のイメージが強いトライアウト。サッカーの場合は選手会が主催になって運営される
J2昇格、盛岡の秋田豊監督が語ったこと
選手にとって正念場のトライアウトは、視察するクラブ関係者には来季に向けた仕事始めのような位置づけだ。
いわてグルージャ盛岡の秋田豊監督は、就任2年目の今季、J3で2位となりクラブ史上初のJ2昇格を成し遂げた。
「J2で戦うには選手層(の厚さ)が不足しているので、全体的に補強をしていく必要がある。うちぐらいの規模のチームは、選手を育てて勝つことができなければ立ち行かないんです。若手、ベテランを問わず、強い向上心を持っていることが条件。トライアウトで見つけることができたら、すぐにでも獲得に動きたい」と語った。
選手とクラブサイドの思惑が合致して結びつけば、双方に次なる展望が開ける。一見、究極のサバイバルに映るトライアウトは、見方を変えれば新たなスタートの場所でもある。