審判だけが知っているBACK NUMBER
<私が裁いた名勝負>やはり彼には特別な何かがあるんでしょう。
text by
雨宮圭吾Keigo Amemiya
posted2021/12/14 07:01
加藤将門さん
語り継がれる名勝負をその演者のひとり、審判が振り返る。彼しか知らない新たな景色が見えてくる。
2021年 東京オリンピック2020
サーフィン男子準決勝
7月27日/釣ヶ崎海岸
五十嵐カノア 17.00対16.76 ガブリエウ・メジナ
WSLチャンピオンシップツアーのライバルが激突した準決勝。世界ランク1位のメジナがいきなり8.33、4本目には8.43を叩き出す。だが1本目に7.67をマークした五十嵐は5本目、エアリバースを成功させて9.33! ベスト2本の合計で逆転した。決勝で敗れたものの銀を獲得