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将棋PRESSBACK NUMBER
「藤井聡太竜王、王将戦でどんなコスプレさせられるんだろう…」観る将マンガ家が描く《11月の将棋ハイライト》
text by
千田純生JUNSEI CHIDA
photograph byJunsei Chida(illustration)/日本将棋連盟
posted2021/12/03 11:05
観る将マンガ家・千田先生が描いた「11月の将棋ハイライト」。今年度のイラストは関連記事からもご覧になれます!
ここでの要注目ポイントは、何と言っても「対局ごとにコスプレさせられる、勝者なのに罰ゲーム感」でしょうか。
すでに挑戦者が決定した時点で、藤井竜王は電車の切符を模した「挑戦券」を持って撮影に応じていました。果たして勝利した際、どんなコスプレをさせられるのか。なお渡辺王将は“ゴン攻め”した格好してますけど(笑)。
最近のマイブームは「別室の棋士のカメラ映り込み」
そんな将棋のネット中継を見ていると、気になるのは「対局者周辺の様子」です。昼食を頼む様子などは皆さんもよく目にするかと思いますが……最近は合間で映り込む棋士の姿がマイブームになっています。
例えば前述した棋王戦挑決Tの昼休憩中。局面に注目したいポイントがあったのか、堂々と座って見る藤井竜王に対して、永瀬王座はソーっと棋譜を見つめていました。なんか人となりが表れている気が。あとは叡王戦の佐藤会長vs森内九段では、藤井三冠(当時)が座布団を取り換えに来て、佐藤会長がその姿を見つめる――など、一瞬だけ“素”になる感じがたまりません(笑)。
先ほど触れた太地先生の取材時、気になって「時々、棋士の皆さんが中継に映ることがありますよね?」と聞いたところ「気分転換も兼ねてなんです。(将棋会館の)階段を上り下りしたり、2階の自動販売機で飲み物を買ったり、ほかの対局を見に行くなどしているんですよ」と、中継では映らない棋士の様子を教えてもらったのが印象的でした。
さて「なぜ太地先生に話聞けてるの?」と思う方もいるかもしれませんが……実は東京の将棋会館の取材をしてきたんです! 初心者観る将の視点で、その辺りもレポートしていきます!<続く>
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。