月刊スポーツ新聞時評BACK NUMBER
国民栄誉賞に紅白審査員…政権も何もかもが乗っかりたがった“大谷翔平のMVP” 「大谷翔平美容」「ハリツヤ大谷肌」って何?
text by
プチ鹿島Petit Kashima
photograph byHideki Sugiyama
posted2021/12/01 06:00
11月15日、日本記者クラブで会見を行った大谷。100名もの報道陣を前に、約1時間にわたりさまざまな質問に答えた
さてここまでオヤジジャーナルからの大谷翔平炸裂の話題を紹介してきました。実は盛り上がっているのはその業界だけではありませんでした。私は発見してしまったのです。地下鉄の吊り広告で『Number』の「大谷翔平2021完結編」の広告を見ていたら、その隣に「大谷翔平美容」と書いている美容雑誌があるではないか。
お、大谷翔平美容?
気になるので買ってしまいました。それは『美ST』(光文社)という雑誌で表紙が黒木瞳さん。間違いなくイケてる美容雑誌です。「大谷翔平美容」とは「自分も周りも日本もあがる!」と説明していた。そして大谷翔平メークとして「ハリツヤ大谷肌」「薄太ストレート眉」など多様なメイク指南が。
日本で一番の福顔
私がもっとも注目したのがここです。なぜ「大谷翔平美容」という企画を組んだのか。
《編集部は考えました。「パーッと運が開けそうな、日本でいちばんの福顔って?」満場一致で名前が挙がったのが、世界で活躍し、多くのファンに愛される大谷翔平選手。》
満場一致! ああ、ここでも「満票」だった大谷翔平。素晴らしい!
以上、11月のスポーツ新聞時評でした。