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「五輪代表が劇的に変わったことに驚いた」24歳“世代別のまとめ役”中山雄太が語る《主将・吉田麻也は何が凄いのか?》

posted2021/12/01 17:02

 
「五輪代表が劇的に変わったことに驚いた」24歳“世代別のまとめ役”中山雄太が語る《主将・吉田麻也は何が凄いのか?》<Number Web> photograph by Getty Images

日本代表で徐々に存在感を増す中山雄太。世代別の代表としても注目されてきた24歳が東京五輪で見た「日本代表の主将・吉田麻也」を振り返る

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了戒美子

了戒美子Yoshiko Ryokai

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東京五輪、さらにはカタールW杯アジア最終予選を戦う“日本の代表”として2021年を過ごした中山雄太。各年代別でキャプテンを任されてきた24歳が、東京五輪と最終予選で目撃した「日本代表主将・吉田麻也の凄さ」を語った(全2回の1回目/後編に続く)。

 2021年内の日本代表の活動が終了した。9月から始まったカタールW杯最終予選では序盤に2敗と苦しみながらも、どうにか本大会ストレートイン圏内の2位に順位を上げている。安堵するにはまだ早いが、一時の不安は少し拭えたというような状況だ。

 この最終予選6試合の間に、24歳の中山雄太がゆっくり、じわじわと存在感を増している。

 守備のユーティリティプレーヤーで、代表で任されるポジションは主に左SB。だが、代表の左SBといえばW杯3大会を主力として戦って来た長友佑都だ。その長友との交代で途中出場するパターンが続いている。出場時間を見てみると最終予選1、2戦目は出場なし。3戦目サウジアラビア戦は91分、4戦目オーストラリア戦では85分、続くベトナム戦では63分、直近の第6戦オマーン戦は62分に投入されている。本当に少しずつ、出場時間を延ばしているところだ。

 本来のルールであれば、1試合の交代枠は3枚までで守備の交代に毎試合のように1枚割くことは難しかっただろう。だが、5枚の交代が可能な現在のルールも手伝って、ベトナム戦では浅野拓磨と、オマーン戦では古橋亨梧と、というようにアタッカーとコンビを組む形での途中交代が定番化しつつある。

監督&ベテラン勢も評価する“安定感と積極性”

 森保一監督はオマーン戦後、「ポジション争いはニュートラルに見て決めていきたい」としつつも「中山はスタートでもおかしくない、問題ないパフォーマンスを出してくれた。今日も彼が入って安定したプレーをしてくれた。守備では落ち着いて、攻撃ではチームにとって良いアクセントとなる配球をしてくれた」と話し、長友とはまた違ったストロングポイントを見出している。

【次ページ】 吉田&長友も絶賛「雄太とは選手として違うタイプ」

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