17歳ガビが起点となりPK、先制ゴール

　後半に入った直後、17歳でスペイン代表にも定着したガビが、相手DFに囲まれた狭いエリアからスルーパス。走り込んだメンフィスがDFとGKに接触しPKを獲得しました。自らがシュートを決め、雄叫びをあげながらこちらに向かってきました。

　どこでどのように喜びを爆発させるのかだけは予想できないのですが、良い撮影ポジションを取れました。

　ファンと喜びを分かち合うかのように、観客席ギリギリで喜ぶ姿も。ちなみに選手に最接近して撮影している姿が、バルサのオフィシャルサイトに使われた写真に写り込んでしまっていました（笑）。ファンも喜びを爆発させていました。

　1点リードを奪った後もニコ、デヨングと若い選手が中盤で激しいマークを受けつつ優勢に進めます。エスパニョールの最終ラインまでプレッシャーをかけて、相手陣内に押し込める意図が見られました。

　この日、興味深く感じた選手は、後半開始と同時に、イリアスに代わって投入されたのは19歳のアブデ。足元の技術も持った快速ドリブラーで、優雅というよりは野性味を感じさせる選手でしたが、途中出場ながらもかなりインパクトを残す活躍でした。ペップが抜擢して活躍したペドロのような選手になれるのではないかと期待します。

　70分、ガビに代えてコウチーニョ、78分にはブスケッツに代えリキ・プッチが投入されました。

　徐々にエスパニョールを押し込めることができなくなり、1点ビハインドのエスパニョールが攻撃に出る時間帯が増える中で、先日中国代表としてW杯予選でゴールを決めているウー・レイが決定機を演出しましたが、味方が決めきれず悔しがります。

　試合が終わり健闘を称え合う両監督。エスパニョールの猛攻をしのぎきり勝利。安堵するオランダ代表のデヨングとメンフィスにも笑顔が。

カンプノウのファンがようやく感じられた希望

　5試合ぶりの勝利で初陣を見事に飾ったシャビですが、ゴールはPKでの1点のみ。終盤はエスパニョールに押し込まれかなり際どいピンチも何度もありました。

　しかしメッシが居なくなって以降、カンプノウのファンがここ数カ月持つことができなかった希望をシャビという存在が与えているのを観客の表情、声援から強く感じました。

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