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《引退》阪神・岩田稔が明かした“号泣会見”と病気から逃げなかった16年間…ビールかけが実現したら「あかんと言われても行く」
text by
田中大貴Daiki Tanaka
photograph bySankei Shimbun
posted2021/10/19 11:03
質問する記者も涙した岩田稔の引退会見。家族への想いを聞かれて涙が溢れ出した
――やり残したことがないと言っていましたが、あるとすれば“それ”ですよね。
2005年にタイガースが優勝した年のドラフトだったので、それは味わえなかった。きっと後輩たちがやってくれると思います。
――今年もあるかわかりませんが(昨年の優勝チームの祝勝会は飲食なし)、リーグ優勝や日本一になって「ビールかけ」が実現したら行きますか?(笑)
「あかん」と言われても行きます。喜んで飛んで行きます!
――本当に16年間、お疲れ様でした。これからの活躍も期待しています。
岩田稔(いわた・みのる)
1983年10月31日、大阪府出身。179cm、97kg。門真リトルシニア、大阪桐蔭高、関西大学を経て、2005年に大学・社会人ドラフト希望枠で阪神タイガースへ入団。1年目の2006年に一軍デビュー、3年目の08年にキャリア最多となる10勝を挙げ。09年WBCでは日本代表として世界一に貢献した。プロ16年で通算197試合登板、60勝82敗。