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「トミヤスはユーべが獲るはずだった」から2年で“30億円DF”に… 冨安健洋が育ったイタリア流守備の極意《鬼の闘将も惜しむ》
text by
弓削高志Takashi Yuge
photograph byGetty Images
posted2021/09/17 11:03
セリエAで力を蓄えた冨安健洋。守備の国での2年間があったからこそ、アーセナルへとステップアップできた
「30億円で売却できたのだから、全員にとっての勲章だ」
「アーセナルに胸を張って送り出せるまで、冨安を育てられたことを誇らしいとすら思っている。700万ユーロで獲得した選手を2300万ユーロで売却できたのだから、クラブに大きな利益をもたらすことができた。冨安の移籍は、毎日の練習で指導してきた私やコーチングスタッフ、彼を発掘したスカウトチーム、そして経営陣まで含めたボローニャ全員にとっての勲章だ」
シント・トロイデンからボローニャ、そしてロンドンへ。ヨーロッパで冨安の出世街道は続く。プレミアリーグで、欧州随一のトッププレーヤーたちとのマッチアップが待っている。
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