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大谷翔平の被打率.191は“エンゼルス主力No.1”「投げて打って走る超万能(by大リーグ公式HP)」はゲームでも再現不能レベル?〈自己最多5勝目〉

posted2021/07/27 20:00

 
大谷翔平の被打率.191は“エンゼルス主力No.1”「投げて打って走る超万能(by大リーグ公式HP)」はゲームでも再現不能レベル?〈自己最多5勝目〉<Number Web> photograph by Getty Images

MLBで自己最多となるシーズン5勝目を挙げた大谷翔平

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NumberWeb編集部

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 エンゼルスの大谷翔平は現地時間26日(日本時間27日)のロッキーズ戦に「2番・投手」で先発登板し、7回被安打5、5奪三振1失点の好投を見せ、打者としては初回に先制のタイムリーヒットを放つなど、4打数1安打1打点1盗塁。チームは終盤に加点し、リリーフ陣も好投を見せて6-2で勝利。大谷はMLB自己最多となるシーズン5勝目を飾った。

 この日は初回から“大谷劇場”だった。3番ブラックモンにこそレフト前ヒットを許したものの無失点で切り抜け、続く1回裏の攻撃、相手の失策・暴投でフレッチャーを二塁に置いた状況でボールカウント3-1から沈む球を捉えると、内野手のシフトを無力化する痛烈なゴロで二遊間を破る先制のタイムリーヒットとなった。

 これだけでも“投手”として大仕事だが、そこで止まらないのが大谷だ。4番ウォルシュの2球目に今季14個目の盗塁を難なく成功させると、直後のウォルシュのライト前ヒットで大谷は迷うことなくホームイン。自らを助ける2点をバットと足で稼ぎだした。

 この獅子奮迅ぶりにMLB公式サイトは「大谷、ロックス(ロッキーズ)相手に投げて打って、走る」とのタイトルで「大谷翔平の“超万能”ぶりを示す一例があるとすれば、月曜日のロッキーズ戦の初回がそれにあたるだろう」と評した。

 その後は投手としてここ数戦安定しているコントロールを軸にゲームを作り、失点は5回のヌネスに浴びた本塁打のみ。7回にはそのヌネス相手に100マイル(約161km)のストレートで空振り三振に切って取り、1点リードを守ってマウンドを譲り、勝利へとつなげた。

 この勝利でメジャー1年目にマークした4勝を上回った大谷。大リーグ公式サイトのスタッツによると、26日時点での投球回数80イニング、100奪三振はチーム内で2位。そして被打率も.191で、主力投手で1割台なのは大谷以外でクローザーのイグレシアス(.199)のみ。投打両面でハイクオリティなスタッツを残し、“野球ゲームでも再現不能レベル”の数字になりつつある。

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