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「イタリアが助け舟を出してくれた」WBC決勝進出でも…アメリカ監督に米メディアは苦言? 選手起用に批判も指揮官「各球団との取り決めが多くある」

posted2026/03/17 06:00

 
「イタリアが助け舟を出してくれた」WBC決勝進出でも…アメリカ監督に米メディアは苦言? 選手起用に批判も指揮官「各球団との取り決めが多くある」<Number Web> photograph by JIJI PRESS

WBCアメリカ代表を率いるマーク・デローサ監督。一次リーグでの「失言」や迷采配もあり国内メディアからも苦言が上がっているという

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一野洋

一野洋Hiroshi Ichino

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 熱戦が続くWBC。日本チームは準々決勝でベネズエラに敗れたが、ライバル・アメリカは準々決勝でカナダ、準決勝でドミニカ共和国を下し、3大会連続となる決勝の舞台へと進んだ。

 一方で米メディアの論調を追うと、そこにあるのは勝利の余韻だけではない。最初に話題に挙がったのは、1次ラウンドでの“危うい突破”だった。

 優勝候補の一角として大会に臨んだチームは、1次ラウンドの4戦目でイタリアに6対8で敗れたことで状況が一変する。プールBは複雑なタイブレークの可能性を残し、場合によってはアメリカが1次ラウンドで姿を消すシナリオすら現実味を帯びていた。

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 結果的にチームを救ったのは、自分たちではなかった。

 イタリアがメキシコを破ったことでアメリカはグループ2位に滑り込み、決勝トーナメント進出を決めたのである。米誌『Sports Illustrated』はこの一連の流れをこう皮肉っていた。

「アメリカ代表は、イタリアが助け舟を出してくれたことで信じられないほど幸運だった」

デローサ監督の「まさかの失言」

 そして米メディアの関心を集めたのは、チームの戦いぶりだけではなかった。マーク・デローサ監督の失言である。

 ことの発端はイタリア戦の直前に起きた。MLB Networkの番組『Hot Stove』に出演したデローサがこう語ったのだ。

「この試合には勝ちたい。すでに準々決勝進出は決まっているがね」

 上述のようにプールBの勝ち上がりは最終戦まで縺れており、アメリカの準々決勝進出は決まってはいなかった。そしてその発言の数時間後に、実際にアメリカはイタリアに敗れたのである。米『Yahoo Sports』は、この出来事をこう表現した。

「監督は大会ルールを公然と取り違える失態を犯した」

 指揮官は試合後、「計算を読み違えた」とミスを認めている。しかも、騒動はそこで終わらなかった。翌日、記者団の前で弁明した際、今度はアメリカの戦績を「2勝0敗」と言い間違えた。実際にはブラジル、イギリス、メキシコに勝っており、チームは3勝0敗でイタリア戦を迎えていた。『Sports Illustrated』は、この弁明について次のように書いた。

「デローサの火消しは完全に失敗した」

 さらにMLBは、この失言を含む番組映像を後に公式チャンネルから削除したとも報じられている。

【次ページ】 代表は「監督だけで決められない要素が…」

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