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雄星、大谷、朗希…岩手からまた“怪物”が? 花巻東の1年生・佐々木麟太郎のホームランがスゴい

posted2021/07/25 17:00

 
雄星、大谷、朗希…岩手からまた“怪物”が? 花巻東の1年生・佐々木麟太郎のホームランがスゴい<Number Web> photograph by PABB-lab

豪快なホームランを放ち、堂々と帰還する1年生の佐々木麟太郎(花巻東)。惜しくも甲子園出場は逃したが、将来が楽しみなスラッガーだ

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西尾典文

西尾典文Norifumi Nishio

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 菊池雄星、大谷翔平、そして佐々木朗希と立て続けに“超”のつく大物選手を輩出してきた岩手県。そんな彼らに続く存在となり得る逸材が、この夏デビューを果たした。

 それが花巻東高校の1年生スラッガー、佐々木麟太郎だ。

 チームの指揮を執る佐々木洋監督の長男ということでも注目を集めているが、入学直後からファーストの定位置をつかむと、春の岩手県大会2回戦では2打席連続ホームランを放つなど、早くも大物ぶりを見せつけている。

 そんな佐々木麟太郎の実力を確かめるべく、7月21日に行われた岩手大会の準決勝、対水沢工戦に足を運んだ。

菊池、大谷も背負った「17番」

 菊池、大谷、佐々木朗希の3人もそうだったが、スター選手というのはこちらが探さなくても勝手に目に飛び込んでくるものである。球場についた時、花巻東の選手はベンチ前で簡易的なノックを行っていたが、誰よりも堂々とした体格の選手が佐々木麟太郎だということはすぐにわかった。

 183cm、117kgという数字を考えればそれも当然だが、ノックを受ける仕草や表情を見てもとても1年生だとは思えない落ち着きがあり、良い意味での“ふてぶてしさ”のようなものが感じられた。背負う背番号は菊池と大谷が1年夏につけていた「17番」というのも何とも運命的である。

 この試合、佐々木は2番・ファーストで先発出場。いきなりその大物ぶりを見せつけることとなる。

【次ページ】 度肝抜かれた準決勝の第1打席

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