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大坂なおみが最終聖火ランナー!“解任・辞任ドミノ”を経た開会式…ドラクエなどゲーム音楽が行進曲、MISIAが君が代斉唱、ONと松井登場で東京五輪開幕
posted2021/07/24 06:00
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
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Getty Images
東京五輪の開会式が23日行われた。開会式をめぐっては楽曲の作曲を担当していた小山田圭吾氏が辞任、演出を担当するショーディレクターだった小林賢太郎氏が解任になるなど直前のタイミングで大きな騒動に。無観客で開催されるイレギュラーな事態の中、開会式前には国立競技場周辺に多くの人が集まる状態にもなっていた。
その開会式では「君が代」を歌手のMISIAが熱唱。コンテンポラリーダンスで森山未來、“江戸”を表現したパートでは真矢ミキが登場した後、各国の行進曲には『ドラゴンクエスト』『ファイナルファンタジー』『モンスターハンター』『クロノトリガー』などゲーム楽曲が数多く使用された。
上原ひろみのピアノ演奏とともに市川海老蔵が“にらみ”をきかせた後、聖火ランナーには五輪3連覇を果たした吉田沙保里と野村忠宏の後、松井秀喜、王貞治、長嶋茂雄という日本プロ野球を支えたスーパースターが登場。医療従事者、パラリンピアンの土田和歌子、岩手県・宮城県・福島県の子どもたちへとつなげると、最終ランナーは今大会に女子テニスで出場する大坂なおみが務めた。
アメリカで五輪放映権を持つテレビ局「NBC」がこの開会式について注目したのは、入場行進の各国プラカード。「マンガの吹き出しのように見えるように作られていた」と評していた。大会は24日から本格的に各競技がスタート。新型コロナウイルス禍による1年延期を経て、いよいよ熱戦が始まる。