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メッシが「W杯に出られない怖さ」を感じた日 バルサでの栄光と“アルゼンチンでは無冠”という重荷【34歳に】
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byTakuya Sugiyama
posted2021/06/24 17:00
それぞれ2010年W杯アルゼンチン代表、2006年バルサのメッシ。不世出の天才は34歳の今もなおサッカー界の頂点にいる
手にしたのは「北京五輪の金メダル」だけ
2008年の北京五輪こそ世代別代表としてアグエロらと金メダルを獲得した。しかし、2006年ドイツ大会から計4大会に出場したW杯、そしてコパ・アメリカなど代表戦の主要国際タイトルに縁がないことは有名な話だ。
アルゼンチンの偉大なナンバー10であるディエゴ・マラドーナは、ドイツW杯を前にした若き日のメッシについて「メッシが俺の後継者だって? そんな重荷を背負わせるんじゃないよ!」と激怒したことがあるが、それから15年、メッシは背負い続けた重荷をまだ下ろせていない。
現在ブラジルで開催されているコパ・アメリカではチリ戦で絶妙なFKを決め、アルゼンチン代表記録となる国際Aマッチ147試合出場となったパラグアイ戦でも後半に切り返しと股抜きで、相手マーカー2人を文字通り翻弄した。
新型コロナウイルス陽性反応者が数多く出るなど、ドタバタ感の強い今大会だが、ネガティブなニュースを払拭するような結果をメッシが残してくれるだろうか。
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