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サニブラウンが語る東京五輪での“壮大な目標”「100m、200m、リレー、すべてで金メダルを」
 

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加藤康博

加藤康博Yasuhiro Kato

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photograph byUDN SPORTS

posted2021/06/24 06:00

サニブラウンが語る東京五輪での“壮大な目標”「100m、200m、リレー、すべてで金メダルを」<Number Web> photograph by UDN SPORTS

自身の日本記録9秒97は山縣亮太に更新されたが、日本選手権で2冠を見据えるサニブラウン

「自分のためにカスタムスパイクを作って頂けるっていうのは世界のトップアスリートでもなかなかないですし、とてもありがたいこと。サポートしてくれる方たちの気持ちを感じますし、自分がこれを履いてファイナルで走れば、皆さんをその舞台に連れていくことになります。そこで何としても金メダルを取りたいと今まで以上に思うようになりました」

 自分には背負うものがあるのだ。この22歳はそう話した。

日本選手権、出るからには2冠を目指す

 日本選手権を前に山縣亮太(セイコー)が9秒95で走り、日本記録保持者の称号は失った。だがここまで見てきた通り、周囲の状況に流されていない彼だけに、その点も気にはしてはいないはずだ。目指す高みはさらに上にある。100m、200mに出場予定の日本選手権、予選からラウンドを上げていくごとにレース勘を取り戻し、走りを磨いていくだろう。

「練習はしっかりできているので、そこを試合で出せるかどうかのところ。いい予行演習なのでいかに他の選手にとらわれずに自分の走りができるかを試せる機会なのかなと思います。出るからには2冠を目指してオリンピックに向けていいスタートが切れれば」

 見据えるのはただ7月の東京の舞台。そこでの頂点だけが今の彼の興味だ。

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