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異国の地で逞しく成長する4人のラグビー男女海外組。

posted2021/06/20 08:00

 
異国の地で逞しく成長する4人のラグビー男女海外組。<Number Web> photograph by AFLO

クレルモンで活躍する松島。代表には欧州遠征から合流。本職のFBか、'19年W杯同様WTBか、起用法にも注目

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大友信彦

大友信彦Nobuhiko Otomo

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AFLO

「次のW杯には、世界最優秀選手を獲って乗り込む?」

 その問いに、松島幸太朗は「それを狙える位置に立てる選手になりたい。そのために海外に出たいんです」と答えた。照れも謙遜もない、まったく自然な口調。'19年W杯直後に行われた共同インタビューでの発言だ。

 あれから1年半。それが大言壮語でなかったことは実証されている。松島は昨年7月に渡仏、フランスリーグのクレルモンに加わると、FBのレギュラーとして攻守に活躍し、チームのプレーオフ進出に貢献。欧州最優秀選手の候補15人に選ばれた。

 松島だけではなかった。スーパーラグビーシーズン半ばのハイランダーズに加わった姫野和樹は、隔離あけのデビュー戦から看板のジャッカル、ダブルアクションを連発。日本国内同様の活躍でアオテアロア(NZ大会)の新人賞まで受賞。それを本人は「光栄ですが、僕はもうW杯にも出ている身だし、20歳前後で活躍したこっち(NZ)の選手にあげてほしい気も……」と当惑するのだ。

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